お墓はご先祖様や大切な人達が眠っている場所です。
定期的に行かなくても、お盆や春秋のお彼岸の時にはお参りしてそれらの大切な人達と会い、嬉しい出来事を報告したり、場合によっては辛いことを告白したりして、心の思いを打ち明けたりすることのできるかけがいのないところです。
そんなお墓は景観がとても大切です。
日当たりや風通しがよいのはもちろんですが、そこが単なる遺骨が眠るだけの場所でなく、家族や親族の心のよりどころとなるのはそこに特殊な思いが見られるときです。
そこに立つことによって故人や家族の大切な思い出がよみがえったり、新しい希望の源になったりすることが大切で、例えば故人が海が好きだったら海が望める丘や、山が好きだったなら遠くに山並みがみえる所にあれば、知らず知らずに思いだし心が落ち着くに違いないです。
きっと故人も喜んでいるだろうなと思う気持ちは心を穏やかにし、そのことは勇気を与えてくれます。
少しぐらいのことに負けないで頑張ろうと思い、そういう気持ちが幸せを運んでくるに違いありません。
新しくお墓を建てようと思っている方は様々な希望を備えたより良い場所を探すものですが、周囲の環境にも目を配ることは大切です。
自宅からの距離や交通の便、駐車場の完備など行きやすい場所にすることもとても重要ですが、周囲の環境も併せて確認します。
気持ちが落ち着けるような環境は、ご先祖様が安らかに永遠の眠りにつけることになりますし、自分が入る時にも気持ちよく入れるような気がするものです。
そして、お墓参りは仏さまに様々なご報告をし、見守ってくださっていることへの感謝を伝える場でもあるので、心を落ち着けられるような環境はとても大切です。
静かで空気が流れているような感覚がするところが最適です。
現代は何でもネットなどで検索して情報を得ることができますが、お墓を購入する際にはぜひ、自分の足で出向き、その場をしっかりと見て感じて確認することは重要なことです。
近年は少子高齢化や簡素化などが進み、お墓の形態も様々です。
自分や家族が納得し、満足できるところに建てるのが最適です。