お墓の売却は可能?

お墓の売却は可能? 従来のお墓は、先祖代々から受け継ぐことで成り立っていました。少子化により子孫が少なくなってきている日本では、お墓を残すのが難しくなっています。
売却と書きましたが、購入したのは石だけで土地については「永代使用料」を払って借りている状態です。正確には、借りている土地をお寺に返還することになります。勝手に第三者に売ることはできません。第三者にしても、他人のお墓を再利用しようとは考えないでしょう。石もまた他人に売るのではなく、業者に引き取ってもらう形となります。檀家には、お墓のあった場所を更地にしてから返却してください。
手放す際にトラブルになりがちなのは、お寺に返すことが問題ではなく、檀家を離れることで「離檀料」が必要になることです。永代使用料は返還されず、高額な離檀料を請求されることがあるようです。他人に転売するのは無理だとしても、離檀料をできるだけ少なくしてもらえるように檀家に交渉しましょう。

今どきの墓事情

今どきの墓事情 定年を前にお墓の購入を考える方、実家が遠方なので買うか迷う方はいらっしゃいませんか。
墓じまい問題や樹木葬など選択肢が増えた現在、購入するべきかとても迷いますよね。
それではもし買う場合に何が必要か考えていきましょう。

まず最初に必要なのが納骨するための空間です。
最近では納骨堂形式にしていつでもお参りができるサービスも増えています。
宗派に関係なく納骨してくれるのでお仏壇がその斎場内にあるとかんがえるといいでしょう。

次に墓石を買って荘園に墓地を持つ場合は土地も必要になります。
その場合、必要な経費は土地代と石代、園の管理費が別途必要です。
盲点なのが管理費です。場所を購入した場合、大体数十年契約でその場所を借りていることになります。
もし頻繁にお参りに行かないのであれば草むしりや石の手入れは自分たちで行わないといけません。
また、園内の景観のために管理費を取る場合もあるので購入前によく検討してみると良いでしょう。